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花火はいつまで使える?開封前と後の使用期限と保存・処分方法

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花火

夏のイベントで欠かせないのが花火です。

打ち上げ花火も綺麗ですが、家族や友達と集まって花火をするのもとても楽しいですよね!!

 

手持ち花火も最近では様々な種類があり、お店で選ぶのも楽しいですよね。

しかし、ついつい買いすぎちゃって手元に花火が残ったまま夏が終わってしまったなんて経験ありませんか?

 

残ってしまった花火は来年も使用できるのでしょうか?

正しい保存と処分方法を知ることで、花火を長い期間楽しむことができます。

目次

花火の使用期限はいつまで?

未使用の花火が付かなくなる原因は、大きく分けて2通りあります。

1つは火薬が湿気ってしまうこと、もう1つは火薬に含まれている金属粉が酸化してしまうことが理由です。

 

つまり、これらの原因に気をつけて保存すれば花火を長持ちさせることができます。

もちろん買ってきたばかりの頃と花火の保ち時間も変わりません。

 

食料品などの袋に消費期限(未開封)などと記載されているものを目にしたことがあると思います。

食材などの場合は、開封前と後で空気に触れてしまったことにより消費期限に差が生まれます。

花火も同じで空気や水分の湿気によって使えなくなってしまうんですが、ただ食品とは違い、保管次第では何年も使用できる状態に維持できます。

 

もともと花火には明確な使用期限が定められていません。

花火の使用期限は大体2年くらいと記載されていますが、実際にはさらに1年もちます。

つまり買ってから3年くらいは問題なく使えるんですね。

 

場合によってはなんと約10年間も使用することができるんだとか!

 

特に線香花火などは、時間が経つにつれて火薬が馴染んでいき、購入時よりも鮮やかな色をした光をだす場合もあります。

逆に前の年に買っておいて翌年使ってもいいですね。

 

これだけ長期的に保存できる手持ち花火。

使いきれなかったからといって捨ててしまうのは勿体ない。

正しい保存方法を知って、来年再来年と使えるようにしましょう。

手持ち花火の正しい保存方法や保管場所は?

花火にとっての最大の敵は湿気です。

高温多湿な日本では避けては通れない湿気ですが、湿気対策を十分にすることが花火を長持ちさせる上で最も重要になってきます。

 

袋から出して余ってしまった花火を保存したい時は、新聞紙に包んでしまっておくといいですよ。

新聞紙は湿気を取り除くのにとても優れていますし、自宅にある方も多いので、保存にかかる費用の削減になります。

新聞紙で包む際に、シリカゲルなどの乾燥材を一緒にいれておくとさらに効果がありますので試してみてください。

 

保管場所は風通しがよく湿気の少ないところにしまっておきますが、ここで気をつけてほしいことが一点。

花火の上に重たいものを置いたり、火気の近くで保管したりすることは絶対に避けましょう。

 

また、期間が経ってから改めて使う場合には火をつける前に花火の形状に異変がないか確認をするようにしましょう。

 

手持ち花火の場合は

・点火部分の装飾がはがれて火薬がむき出しになっていないか

打ち上げ花火の場合は

・筒の部分が柔らかくなっていないか

などを確認し、もし異常が見つかった場合は使用せず廃棄します。

未使用の花火の処分の仕方は?

未使用の状態であっても、花火を処分する際には必ず一度火薬を湿らしてからごみ袋にいれて捨てる必要があります。

使用後の処分方法と一緒で、水を張ったバケツの中などに花火を落として確実に火薬を湿らして火が付かない状態にしましょう。

 

最低でも半日から1日程度は水につけ、その後各地域のごみ処分方法に従って廃棄します。

一般的には可燃ごみの日に一緒に出せる地域が多いですが、自治体によっては不燃ごみに出す日が定められていたり、専門の業者にお願いして回収しないといけない場合もあります。

 

もし廃棄途中で発火してしまったら大変な事故につながる恐れもあります。

したがって処分する際には一度地域のごみ処分方法を調べてから捨てましょう。

 

最近では花火を許可してくれる公園や地域が少なくなっていき、気軽に楽しめなくなってしまいました。

たしかに花火は正しく使用しないと事故や怪我につながる可能性があります。

しかし日本の夏にとって欠かせない存在である花火は、大人から子供までが一緒に楽しめる伝統的な日本の遊びです。

また、外国人観光客からも非常に高い人気があります。

 

これからも花火を楽しんでいくためには正しい使用方法と処分方法を知り、ルールを守って使用していく必要があります。

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