ツナグの嵐と御園の伝言やコートの意味や解釈は?橋本愛と大野いとの演技力はうまい?

投稿日:2017-02-03 更新日:

松坂桃李さん主演映画『ツナグ』が金曜ロードショーで放送されましたね。

『ツナグ』は2012年公開の映画なので約5年前ですよ!黒髪短髪の松坂桃李さんがカッコいい!!

『ツナグ』は亡くなった人と生者が一度だけ会うことができるという設定なんですが、凄く考えられる話になってます。特に女子高生二人のところは解釈が視聴者側に委ねられている感じになっていて、人によって意見が分かれます。

女優の橋本愛さんと大野いとさんの演技も凄くいいんですよ。

解釈が異なる伝言やコートのくだりについて考えてみました。

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「ツナグ」嵐と御園の伝言やコートの意味や解釈は?

亡くなった大切な人に一度だけ会うことができる。

2012年に公開された映画『ツナグ』は直木賞作家・辻村深月さんの小説が原作となっています。

この映画を見た後の作品の捉え方は人それぞれなんですが、特に意見が別れるのは橋本愛さんと大野いとさんの二人のシーン。

見れば見るほど「もしかしてこうだったのでは」と考えさせられます。

 

「ツナグ」嵐と御園のシーンの内容は?

ツナグの使者として見習い中である渋谷歩美は、依頼者と亡くなった人の仲介人となって二人を一度だけ会わせることができます。

依頼人の嵐美砂(あらしみさ)は演劇部に所属している女子高生。

同じ演劇部に所属する御園奈津(みそのなつ)とは親友ですが、嵐は次第に御園に対し、劣等感を抱くようになります。

御園はあこがれの歩美のコートのブランドを調べてきたり、演劇で主役に選ばれたり。皆に注目される御園に嫉妬心が高まった嵐は、

「御園が凍った坂道で滑って怪我をすればいい」

そんな思いで寒空の下、道に水を流します。

翌朝、嵐は御園が坂道で自転車ごと滑り落ち、交通事故で亡くなったことを知ります。

御園の葬式に参列した嵐は、御園が救急車で

「嵐、どうして」

とうわ言のように呟いていたことを聞き、自分がしてしまったことがバレたのではないかと焦ります。

もし、ツナグを使って御園が誰かに真実を話してしまったら・・・

御園が誰かと会って真実を話してしまうことを恐れた嵐は、御園に会って謝罪し、しかし坂道は凍ってなかったということを伝えるためにツナグを依頼します。

しかし待ち合わせ場所に現れたのは同級生の歩美。

ツナグの使者が歩美だということを知って驚いた嵐は、以前御園が話していたコートの話題を振ってしまいます。まるで自分が調べたかのように御園の言葉をそのまま伝える嵐。

御園と面会することができた嵐は救急車の中で呟いた「嵐、どうして」の言葉の意味を尋ねます。

しかし、「ずっと嵐のことを考えていたからかな」と言う御園を見て、嵐は坂道を凍らせようとしたことがバレていないと分かり、真実を告げることを止めてしまいました。

別れの直前、御園は嵐に、歩美に伝言を預けたことを伝えます。

その伝言を聞き、またいつか会った時にどう思ったか聞かせてほしいと伝え、二人は別れます。

嵐は歩美に伝言を尋ねると、

「道は凍ってなかったよ」

と聞かされます。

御園は嵐がしたことを知っていたのです。

 

御園が歩美に頼んだ伝言はコートのことを話した嵐への復讐?優しさ?

御園が歩美に頼んだ伝言「道は凍ってなかったよ」はどういう意味なのでしょうか。

この部分は二通りの意味があるように捉えられます。

まず前提として、御園は嵐のしたことを知っていました。そして道は凍っておらず、御園が亡くなったのは嵐が原因ではありません。それはお互い知っています。

そのうえで、

1、嵐のしたことを許し、罪の意識から開放した

2、嵐にささやかな復讐をし、罪の意識を背負わせた

私は2の嵐への復讐ではないかと解釈しています。

「嵐のせいじゃないよ、事故だから気にしないで」という、嵐を思いやる言葉にも聞こえますが、真実を話さないことが正しい選択であると考えた嵐に対して、伝言で真実を知っていたことを伝えるのは残酷すぎます。

本当に嵐を思いやっているのであれば、御園は伝言を伝える必要はありませんでした。

御園は何も知らなかった、そう思わせたままのほうが、嵐はこの先ずっと正しい選択をしたと思い込みながら生きていくことができました。

しかし御園は、言うかどうか悩んだとしても、結局真実を伝えることを選んだのです。

真実を伝えることで、嵐が苦しむことを分かっていながら。

ただ、御園は最後に「また会おうね」と言っています。また、伝言を聞いてどう思ったか教えてほしいとも。

もしかすると、御園はまだ嵐と親友でいたくて「嵐は全てを話してくれなかったけど、私は嵐には全てを話すよ。だから次に(あの世)で会った時には今度こそ話してね。」そんな気持ちもあるかもしれません。

でも、真実を伝言で伝えている以上、多かれ少なかれ仕返しの意思はあったと思います。

御園が嵐に仕返しをしようと思った理由は、嵐に会う前の御園と歩美の場面にありました。

御園はあこがれの歩美に会えて喜びますが、嵐が歩美に自分が伝えたかったコートのことを話していたことを知ってショックを受けています。そしてその後、歩美に伝言を頼みました。

御園と歩美が会った時点では、御園は嵐のことをまだそこまで恨んではいなかったと思います。救急車の中での「嵐、どうして」は嵐がしたことの理由が知りたかった御園の心情が表れています。

嵐が御園に真実を話したら、理由を聞いて嵐を許そう。きっと嵐は全てを話してくれるはず、親友だから。

けれど、ずっと伝えたかったコートの話を歩美に伝えた時に

「同じことを言うね、親友だから?」

歩美の返答を聞いて、御園は表情を変えました。

嵐が先に伝えてしまっていた。自分が生きているうちに言うことができなかったのを知っていながら、まるで嵐自身が考えた言葉のように。

嵐が自分のことを裏切ったのかもしれない。そう感じた御園は保険として、歩美に伝言を頼みました。

「全てが終わり嵐から伝言について聞かれたら預けた伝言を伝えてくれ。何も言われなければ伝えなくて良い」

まだこの時点では、自分の口で伝えるか、歩美に伝えてもらうか、何も言わずにいるか、決めていません。

許せないほど恨むのであれば、絶対に伝言を伝えるように頼むでしょうから、この時点では御園は嵐の態度で決めようと思っています。

嵐を信じていたが、コートのことを勝手に話した嵐を信じられなくなった。だから真実を話してくれなかった場合を考えて伝言を託した。そう解釈します。

もしも嵐が御園に全てを伝えていたら、御園は自分の口から道は凍ってなかったことを伝え、嵐を許していたはず。

しかし、嵐が真実を隠したことにより、御園が伝えようと思っていた言葉の意味は変わってしまいました。

「道は凍ってなかったよ」

どちらの意味でもとれる言葉を残して、御園の気持ちは隠しています。

御園は嵐が謝りたがっていることに気づいていたように思います。それでも伝言があることを伝えた。

御園は嵐が伝言を聞けば後悔することは分かっていたはずです。その上で伝えたことから、報復したかったように思えてなりません。

御園が亡くなった原因は事故であるから、坂道に水を流したことは悲しいけど、恨んではいないでしょう。

それよりも勝手にコートの話をしたことが許せなかった。だから少しくらい傷つけばいい。そう感じました。

「また会おうね」

この言葉は、もう会えないこと、親友には戻れないことを分かった上での皮肉の言葉とも捉えられますし、御園の本心のようにも思えます。

最後に、

嵐は御園に会ったことに後悔はないと言っていました。

しかし、嵐はこの先ずっと、御園の言葉の本当の意味が分からないまま、謝罪もできずに罪悪感を抱えて生きていかなければいけません

これが御園の嵐への復讐です。

御園は嵐と親友でいたい気持ちがありながらも、 コートの話を先にしてしまった嵐に報復をせずにはいられなかった。

私はそんな風に解釈しました。

長くなってしまいましたが、あくまで一個人の考えです。良ければあなたの解釈も聞かせてくださいね。

「ツナグ」嵐役の橋本愛の演技力はうまい?

嵐美砂を演じたのは橋本愛さん。

泣き崩れるシーンなどは迫真の演技で見入ってしまいました。

ファッションモデルで女優の橋本愛さんは、2009年に女性ファッション雑誌『Seventeen』のミス・セブンティーンでグランプリを受賞。

第36回日本アカデミー賞 優秀新人俳優賞を受賞しています。

2010年の映画『Give and Go』で主演を演じ、女優として活動。現在も映画やドラマ、CMで活躍しています。

『ツナグ』では橋本愛さんは当時高校生ながら迫真の演技を見せ、注目されました。

 

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「ツナグ」御園役の大野いとの演技力は下手?

嵐の親友の御園奈津を演じたのは大野いとさん。

橋本愛さんと同じくファッションモデル・女優として活動しています。

2010年2月から『Seventeen』の専属モデルとして芸能活動を開始し、2011年春公開の映画『高校デビュー』で女優デビュー。

デビュー作が『高校デビュー』っていいですね!

その後は映画・ドラマなどにも出演しており、2017年には土屋太鳳さん主演映画『兄に愛されすぎて困っています』に出演することも決定しています。

橋本愛さんの役に比べて大野いとさんの演技は喜怒哀楽があまり変化がなく難しい役だったのではないかと思います。

それが橋本愛さんとの差が出ていて上手だと思いました。

ネット上でも「演技がうまくなった」「二人のやりとりに泣いた」という声が多く見られました。

大野いとさんは主役級の作品はまだ少ないですが、今後の作品を楽しみにしています。

 

大切な人を失っても残された人間は受け入れて、背負って、生きていかなければならない。いろんなことを考えさせられる作品でしたが、松坂桃李さんの語りが大変胸に響いてきました。

今を大切に、周りの人を大切に過ごしていかなければいけないと感じます。最後の樹木希林さんのセリフのところカットされてましたよね??

ツナグの樹木希林のラストのセリフは誰の詩?エンディングが凄い!

何か大人の事情があったのでしょうか・・・あそこはカットしてはいけない部分だと思うけど!

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