日本カビが世界流行しているということでニュースに取り上げられています。
名前からすると、日本でも感染する可能性があるのではないかと不安になりますよね。
日本カビとはどんなものなのか、予防方法について調べてみました。
目次
日本カビって何?別名カンジダアウリス
日本カビが欧米やアジアで真菌感染症として初めてのパンデミック(世界的流行)を引き起こしていることが10月8日のニュースで発表されました。
日本人研究者が新種として世界で初めて報告した真菌「日本カビ」が世界的流行 海外で強毒化し死者も、上陸警戒 https://t.co/PeCHeoptls pic.twitter.com/BvbSpRSP7c
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年10月7日
日本カビというのは通称であり、本来の菌の名前は「カンジダ・アウリス」です。
日本カビは帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が患者の耳だれから発見し、新種として報告したことからその呼び名がついています。
日本で広まったからではなく、日本人が見つけたから「日本カビ」なんですね。
発見された時のカビは病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も示さなかったようですが、その後、韓国やインド、パキスタン、英国、米国、南アフリカなど海外でも同じカビが発見され、韓国では患者が敗血症で亡くなるという事例が報告されています。
2017年にはアメリカやイギリスで感染者が増えていることが確認されています。
当時は薬への耐性を示さず、脅威となっていなかった日本カビですが、現在は薬への耐性を持っていることから日本へ持ち込まれることに不安を感じています。
日本カビ(カンジダアウリス)の感染経路は?
日本カビは日本でも存在はします。
今のところ、日本カビは日本では耐性化が認めていられないとのことです。
槇村教授によると、海外から耐性のついた菌が健康な人の体にすみついて持ち込まれる可能性は高いとのことですので、日本で感染が広まるとしたら、海外からの菌の持ち込みとなります。
感染経路は、まだよく分かっていませんが、従来のカンジダ菌は9割が自己感染、あとは接触感染といわれています。
カンジダ菌は常駐菌であり、私たちの皮膚などに存在しています。
健康な場合は特に悪影響をもたらさないのですが、免疫力や抵抗力が落ちていると増殖して症状が出てきます。
自己感染の他には、人同士の接触や菌が付着した物に触れるなどの接触感染になるので、日本カビでもその可能性は十分に考えられます。
また、感染者は長期間入院していた患者であることから、院内感染であったことも考えられており、医療施設や医療器具からの感染、人から人へ感染した可能性が高いといわれています。
日本カビ(カンジダアウリス)の予防対策は?
ほとんどの日本カビは「エキノカンジン」という抗真菌剤が効果的でしたが、薬剤耐性を持ってしまったため、今後の治療に対して懸念されています。
ただし、現在感染が報告されているのは入院患者であり、免疫力や抵抗力が下がっている方になります。
つまり、日本カビ(カンジダアウリス)に感染しやすいのは、抵抗力が落ちている方になります。
ストレスや疲労などを溜めて、免疫力を落とさないことが大切だと考えられます。
バランスのいい食事・休養などを心掛けましょう。
coco
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