人は寝ている間にコップ3杯分の汗をかくと言われています。
汗や皮脂が蓄積されるとダニや細菌の繁殖につながります。
枕やシーツは定期的に洗って清潔に保ちたいものですが、シーツや枕カバーに比べて枕本体はなかなか洗濯が難しいものですよね。
しかも中の素材によっては洗濯できない物もあります。
最近では様々な種類の枕が販売されていますが、枕の素材と正しい洗い方を知り、清潔な枕で気持ちよく睡眠をとりましょう。
目次
洗濯機で洗える枕の素材は?洗濯機での洗い方
洗濯できる素材であっても必ず洗濯絵表示を確認する必要があります。
基本的にパイプなどのプラスチックを原料としている素材であれば洗濯機で洗えます。
ただ、枕の大きさによっては洗濯機に入らない場合もありますよね。
そんなときは手洗いしないといけないこともあります。
洗える素材はポリエステルのわた、ビーズ、パイプなど。
ポリエステルは枕に多く使用されており洗濯機で洗える物も沢山ありますが、素材が綿のようにふわふわしているため水に浮いてしまう場合もあります。
洗濯機で洗える場合は洗濯ネットに入れて弱水流で優しく洗いましょう。
ビーズは吸水率がよいため乾きにくいので水洗いは向いていないものもあります。
中が空洞になっているマルコビーズという素材の枕であれば洗濯機で洗うことが可能です。
こちらも洗濯ネットに入れて弱水流で洗いましょう。
干す時は直射日光を避けて日陰で1~3日かけてしっかりと乾かすようにしましょう。
パイプとはストローを細かく切ったような素材のものをいいます。
プラスチック素材なので水はけが良く乾きやすい特徴があります。
中身が取り出せる構造になっている場合は、一旦ざるに全部出してから洗うようにしましょう。
洗濯機で洗えないけど手洗いできる枕は?干し方も
洗濯できる素材であっても、自宅の洗濯機を使用して洗うことができない枕もあります。
その場合は手洗いで洗うようにしましょう。
洗い方はまず、枕がすっぽりと入るくらいのタライや桶を用意します。
無ければ浴槽でも大丈夫です。
その中に水を張って洗剤を溶かしいれます。
粉末洗剤だと溶けにくく枕に残ってしまう場合があるので、液体洗剤を使うようにしましょう。
洗剤がしっかりと水に溶けたら枕を沈め、上から押すように洗います。
全体がしっかりと洗えたら、泡が出なくなるまで水ですすぎます。
脱水の際にはきつく絞ったりせず、押しながら水気を抜くようにしましょう。
きつく絞ると中の繊維が傷んで劣化してしまう恐れがあります。
干すときは竿にかけたり枕用のハンガーを使用すると効率よく乾かすことができます。
また、中の素材に合わせて天日干しや日陰干しを行いましょう。
洗えない枕の素材とクリーニング料金の相場は?
洗濯機も水洗いもできない枕の素材もあります。
主に、そばがら・低反発ウレタン・羽毛などですね。
これらの枕を綺麗にしたい時は天日干しをすることが重要です。
外に干して風にあてるだけでも枕の匂いや湿気を取り除くことができます。
また、市販の消臭剤などを振りかけてから干すと更に殺菌効果があります。
どうしても水洗いしたい場合はクリーニングに出すこともできます。
枕の素材や大きさによって価格は違いますが、一般的にシングル枕で1500円前後、ダブル枕で2500円前後です。
クリーニングに出すと、自宅で洗うよりもしっかりと殺菌してくれます。
清潔な枕は肌荒れ予防効果もあるため、肌荒れが気になっている人は一度クリーニングに出してみるといいでしょう。
もしかしたら枕の汚れが原因かもしれません。
毎日使う枕は、知らない間に汚れを沢山蓄積させています。
毎日洗うことはできなくとも、週1回は清潔な状態にしてあげる必要があります。
枕の素材によって洗い方や干し方も違うので、自宅で使っている枕の素材を一度確認してみて下さい。
coco
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