歯並びが気になる方も多いのではないでしょうか?
特に笑った時によく見える前歯は鏡で顔を覗いた時も気になりますよね。
最近は歯並びの治療方法も出てきていますが、前歯を自力で治すことは難しいのでしょうか?
目次
前歯2本を矯正したい!前歯が出る原因は?
なぜ前歯が出たり、歯並びが悪くなったりしてしまうのでしょうか?
原因は1つとは限りませんが、「もともと顎が小さい」ということも理由の1つです。
この場合、何かをしたからという事ではなく、生まれつきという事ですね。
顎が小さいとなぜ歯が出やすくなってしまうのでしょうか?
顎が小さいのに歯が大きい人だと、顎の許容範囲を超えてしまいます。
全部の歯が入りきらなくなってしまうことによって、歯が出てしまうのです。
この様な先天的な原因の他にも、普段何気にしてしまっているクセも大きな要因とされています。
例えば、前歯を下で押す癖のある人。
このような人は、少しずつ歯が出ていくと言われています。
他には「口呼吸」をしている人も、前歯が出てきやすいそうです。
前歯が出ていることによるデメリット
前歯が正常に並んでいないとどんなデメリットがあるのでしょうか?
前歯の歯並びの問題で色んな症状がありますが、今回は4つ紹介します。
- 噛み合わせによる消化器官への負担
- 口の中の乾燥
- 顎関節症や歯周病・虫歯
- 発声への影響
まずは噛み合わせの問題による、咀嚼や内蔵(特に消化器官)への影響が考えられます。
私たちは前歯でものを噛み切ることが多いので、上手に噛み切れないと、消化する内蔵にも負担をかけてしまいます。
さらに、前歯が出ていると、口がしっかりと閉まらないということもあります。
そうすると、口が自然と開いてしまうので、口呼吸になってしまい、口の中が乾いてしまうという悪循環に繋がります。
加えて、前歯が機能しないため、他の歯に負担をかけてしまうことにもなります。
このような生活がずっと続くと、顎関節症という病気になってしまう危険性もあり、また歯周病や虫歯になりやすくなります。
さらには、歯並びが影響してハッキリとした発声や発音が出来ないという人もいます。
良い事がありませんね。
前歯の矯正はいつから?何歳がいいの?
では前歯の矯正は何歳ごろから始めた方がいいのでしょうか?
これは誰もが悩む部分ですね。
子供の場合、まだまだ成長中なので、生え変わりなども考慮しなくてはならないため、成長を待ってからでも良いと言われたりもします。
しかし、心配であれば、歯科へ行って治療の時期の相談をしてみてください。
小学校入学後、6~7歳くらいであれば、大体の歯が生え変わる時期なので、この時期に相談するのもベストかもしれません。
矯正することで起こるメリット
歯列矯正をすることによって起こるメリットはたくさんあります!
一番は見た目です。
歯並びが悪いとなかなか口を思いっきり開けられないですよね。
手で隠したり、写真を撮る際も歯は見せないようにしたりとなかなか大変です。
そんな人も歯並びがよくなれば、思いっきり大きな口を開けて笑う事が出来るようになります。
何より人の笑顔は一番ですもんね。
他にも、歯がガタガタだと歯周病や虫歯になりやすいので、それも避ける事ができます。
かみ合わせが良くなり、食べ物を正しく噛めるようになるので、胃や消化器に余計な負担をかけなくて済みます。
かみ合わせが良くなると腰痛も改善されたという例もあるくらいなので、歯並びというのは本当に大事ですね。
出っ歯や前歯の歯並びの矯正は自分で治せる?
前歯の矯正は自分でできるのでしょうか?
中には自分で治している方もいるようです。
色々な方法が噂されていますが、どんな方法であれ、自己責任だという事は理解しておきましょう。
マウスピースを使っている人もいれば、自分で矯正の器具を作成して装着し眠っている人もいるようです。
後は、歯に直接手で力を加えるという人もいました。
昔は矯正器具がなかったため、一日に何度も歯に力を加えていたという話です。
ですが、やはり、どれもこれも保証された方法ではないので、やはり専門家に相談して最適な治療方法を導いてもらう事が大事ではないでしょうか。
前歯の矯正の期間や値段は?
では、実際に治療をする場合、矯正にはどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
前歯の治療期間は約半年から1年といわれています。
全ての歯ではなく、前歯のみということであれば部分矯正がおすすめです。
前歯矯正の治療方法は?
矯正方法としては、以下の方法があります。
- ブランケット矯正
- リンガルブランケット
- ハーフリンガル
- マウスピース
ブランケット矯正
ブランケット矯正は歯の表面にブラケットという矯正装置を装着し、ワイヤーでつないで歯の位置を少しずつ変えていきます。
表のワイヤーが目立つので、矯正期間中は歯を見せるのが恥ずかしいという方もいます。
最近は色が目立ちにくい、白や透明のセラミック製のブランケットもあります。
その場合は費用は少し高くなります。
リンガルブランケット
ブランケットを裏側に装着する方法で、ワイヤーなどが気にならなくなります。
ただし、歯並びによって装着が難しい、利用できるクリニックが限られているなどのデメリットもあります。
治療期間は通常のブランケット矯正よりも長くなり、また費用もたかくなります。
ハーフリンガル
ハーフリンガルは上の歯は裏側に矯正装置をつけ、下の歯は表側に装置をつけるという方法です。
目立ちやすい上の歯だけ隠し、下の歯は通常のブランケットを使用することで費用を少し抑えることができます。
マウスピース矯正
歯の形に合わせたマウスピースを使用して矯正します。
取り外しが可能なことから、歯の清潔も保たれます。
見た目も矯正中であることが分かりにくく、3つの矯正方法の中では手軽といわれています。
費用も若干安くなります。
前歯矯正の治療費は?
それぞれの治療費もみてみましょう。
ブランケット矯正:60万円~100万円
リンガルブランケット:110万円~150万円が相場となります。
ハーフリンガル:90~130万円
マウスピース矯正:60~80万円
しかし、前歯だけの部分矯正の場合は、費用は30万円~80万円くらいと抑えることができます。
前歯だけで十分という方は部分矯正がおすすめです。
矯正中の注意点
矯正中の注意点もあります。
食べ物は色の濃い食べ物を避けましょう。
矯正装置までもが色素がついてしまう恐れがあります。
カレー・コーヒーなどは色素沈着の恐れがあるので、避けたですね。
次に、硬い食べ物はさけること。
というのは装置というのは、セメントで固定しているので、強い力があまりにも加わると、装置が取れてしまうという危険性もあります。
その他、キャラメル・ガムなどは矯正器具に張り付いたり、溝にはまってしまうものも控えましょう。
虫歯になりやすくなります。
また、姿勢も大事なので、矯正を機に自分の姿勢を良くするよう心がけてみてくださいね。
装置がついている間は、普段より頻繁にクリーニングをしに行きましょう。
さらに、歯磨きも毎食後にしっかりと行うことが大切です。
矯正中、基本的に器具はつけっぱなしとなります。
緩めたり、外したりしたい人は歯科医に相談しましょう。
矯正中に装置を外してしまうと、折角直ってきた歯並びも元に戻ってしまう事があります。
歯科医に外してもいいと言われるまでは外さないようにしてくださいね。
色々な考え方もありますが、歯並びがきれいだと、自信をもって笑う事も、話すこともできますよね。
自分は歯並びで、子供のころ、とても嫌な思いをしましたが、ある歯医者さんとの出会いで、今は楽しく過ごすことが出来ています。
時間も費用も掛かる事が、踏み出せない大きな理由としてありますが、もし歯並びを直せたら、日々の生活も変わって来るかもしれませんね。
coco
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