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横断歩道の白線の幅や長さには基準があった!しましまにも理由がある?

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横断歩道の白線の幅や長さには基準があった!しましまにも理由がある?

私たちの生活には欠かせない道路。

中でも横断歩道はしましまですが、なぜなのか気になりませんか?

今回はそんな日常の当たり前である横断歩道について調べてみました。

目次

横断歩道は誰が設置しているの?

道路と一言で言っても、国道だったり県道だったり、呼び方はたくさんありますよね。

その名前からも分かるように、国道は「国が管理している道路」、県道は「県が管理している道路」ということになります。

 

つまり、その道路にある標識も、国道なら国が、県道なら県が設置しているということになりますよね。

しかし、実は横断歩道などの一部の標識については、警察にしか設置できないということを知っていましたか?

 

外側線や減速マークのように“注意を促すためのもの”は、その道路の管理者(国や県)が設置することになっています。

しかし、“規制がかかるもの”は警察にしか設置できません。

この“規制がかかるもの”とは、横断歩道や一旦停止、追い抜き禁止などのように、違反すれば警察に御用になってしまうものです。

 

それぞれの持つ意味合いで管理者が違っているのですね。

もし、自分の周りで、「ここに横断歩道があったらいいのになぁ」と思うような場所があれば、警察にお願いしてみるといいですよ。

 

横断歩道の白線の幅や長さは?なぜ白色でしましまなの?

特に歩行者の多い道路には横断歩道が設置されていますよね。

横断歩道の白線の幅や長さにも決まりがあるって知っていましたか?

白線の幅は45cm、長さは3m以上、色は白と決められています。

 

では、なぜ横断歩道は白色なのでしょうか?

それは、黒色の道路に一番映えるのが白色だからです。

 

しかし、雪が降って道路に雪が積もってしまうと逆に白色は見えにくくなってしまいますよね。

そのため、一部の地域では、横断歩道の白線の周りを緑色などの別の色で囲ったりして分かりやすくしています。

 

皆さんもご存知のように、横断歩道はしましま模様です。

目立たせたいなら全部白色にすればいいのにと思いますよね。

なぜこのようなデザインになったのかというと、それはスリップ防止のためだと考えられています。

 

雨の日に自転車に乗っていたら白線のところで滑ってしまったという経験はありませんか?

道路にペイントされている部分はとても滑りやすいんです。

 

もし、横断歩道が全て白色で塗られていたら、歩行者だけでなく自転車も車も危ないですよね。

こうした利用する人々の安全を考えて横断歩道はしましま模様になったのですね。

 

ところで、横断歩道のデザインが変わったのを知っていましたか?

少し前までは、横断歩道の左右に縦の白線が入っていて、はしごのような形でした。

 

しかし、このデザインだと、白線に囲まれた黒色(道路)の部分に水が溜まって凍結してしまいます。

そのため、現在は縦線をなくして横線のみのデザインに変更されているんです。

 

私たちが何気なく歩いている横断歩道も、いろんな試行錯誤があって今の形になっているんですね。

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